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iPhone 3G/3GS のカメラ機能の活用Tips(三脚編)

iPhone 3G/3GSでは、カメラが付属しておりますが、手ぶれ補正などの機能がありません。そのため、暗い場所や手ぶれしないように写真を撮りたい場合には、三脚などを使用して確実にiPhoneを固定する必要があります。

TriPod

iPhone 3G/3GS用三脚

まずは、iPhone 3G S用の三脚として手軽に持ち運んで使えるキットを作成いたしました。

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用意したものは、携帯電話用の三脚固定ホルダーと自由雲台、そしてミニ三脚の3点です。これで、iPhone 3G/3GSを固定して撮影する事が可能になります。

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上海問屋 携帯電話用 三脚固定ホルダー DN-100CC:Amazonで購入 / 楽天で購入
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SLIK コンパクト自由雲台 SBH-60:Amazonで購入 / 楽天で購入
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LOAS ミニ三脚 DCA-032BK:Amazonで購入 / 楽天で購入

三脚は、コンパクトデジカメで使用しているものがあればそれで充分代用ができます。自由雲台は、三脚の種類によっては不要な場合もありますが、自由なアングルをとれる事と、ミニ三脚によってはiPhone 3G Sを載せると重心バランスが難しいのでバランスをとるためにもあると便利です。 またサンワサプライの「マルチクランプポッドmini CX-2500( サンワダイレクトで購入 icon/ 楽天で購入)」は、手すりや窓枠、支柱などに挟んで使用することが出来るクランプと、折り畳める三脚、自由雲台が一体になっているので、便利です。

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横位置で設置した状態
縦位置で設置した状態
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横の場合、カメラ位置に気を配りたい
縦位置はバランスに注意

三脚への固定方法は、三脚固定ホルダでiPhoneをはさみ、自由雲台を取り付けて雲台に三脚を固定します。iPhone 3G/3GSのカメラは、固定する位置によって、カメラ位置が変わるので、ローアングルで撮りたい場合にはカメラが下に位置する向きに、より高い視点で撮りたい場合にはカメラが上位にくるような向きに固定すると良いでしょう。

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カメラ位置を上側に持ってきた例
シャッターボタンが押せるように調整する
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アウトドアでの使用例
液晶が見にくくなってしまうのが不便

ミニ三脚を使用した場合の不便な点として、どうしても足下に近い位置になってしまうので、液晶を覗いたり、シャッターボタンを押すと言う動作をするのがしにくい事があげられます。この場合には、テーブルの上に置いて視点をあげたり、より大きな三脚を使用するなどの工夫が必要です。

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普通の三脚を使用すると、撮影に最適な視点を得ることが出来ます。特に動画撮影の場合、三脚に固定して撮影を行うと、ブレが生じないので見やすい動画になります。

iPhone 3GSの動画テスト映像

上記のように、iPhone 3G Sでも十分な動画が撮れます。三脚を利用してiPhone 3G Sを固定したり、カメラワークを工夫すると面白い映像が撮れると思います。

撮影協力:D-Park

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実際の撮影にチャレンジ(他のデジカメ動画比較)

iPhone 3G Sを固定するグッズを揃え、うまく撮影ができる事を確認したので、実際にいろいろな環境で撮影をする事にしました。今回題材として選んだのは、お台場の1/1スケールガンダムです。着いた時は晴れており絶好の撮影環境でしたが、次第に曇り始めて、最後は雨が降ってきてしまいました。

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公開前に様子を見に行った際には、若干暗かった事と、手持ちだったためにぶれてしまってキレイに撮れませんでしたので、今回は、三脚を持ち込んで、複数カメラにて撮影を行いました。

公開前のテストをiPhone 3G Sにて手持ちで撮影し、その場でアップロード

前回の反省を活かし、三脚にストロボ用ステーを載せて、複数カメラを設置できるようにしました。iPhone 3G Sは、携帯ホルダー+自由雲台の組み合わせにして、ステーに固定します。

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晴天時は、時間によってやや逆光気味になってしまうアングルでしたが、iPhone 3G Sは、画面の暗い部分をタップするとそこが基準となって明るさなどを自動調整しますので、短時間でそこそこの画質(明るすぎず、暗すぎず)を得るには最適なインタフェースを備えているように思いました。

お台場ガンダム 毎時イベント @晴天 昼間 by iPhone 3GS

ちょっと逆光気味ですが、iPhone 3G Sで撮影した動画とは思えないくらいきれいに仕上がっていると思います。今回は、長時間の撮影に備えてバッテリー特集で紹介している外部バッテリーを幾つか持参して撮影しました。フォーカルの「Juice Pack for iPhone 3G」は、iPhone 3G Sに装着した状態でホルダーに取り付けできるため、バッテリー残量を気にする事なく撮影モードにした状態で待機することができました。

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Juice Pack for iPhone 3Gを装着して撮影
ストロボ用ステーに自由雲台を固定
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iPhone 3GSで撮影(クリックで拡大)
Nikon D200で撮影(クリックで拡大)

静止画も、一眼レフに見劣りしないくらいのレベルで撮影できました。露出補正などのバランスがタッチパネルだとピタッとハマらないのが難点ですが、逆に試行錯誤しなくてもここまでできるのは便利で快適だと思います。写真の知識のない人でも失敗が少ないのではないでしょうか?

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めざましテレビも取材に来ていました。ずっと実況をしていたので、動画にナレーションが入ってしまっておりますが、ご了承ください。



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2回目は、ガンダムの裏側に回って背面から撮影しました。少し日が陰ってきたのと、夕方にさしかかる時間帯になり、薄暗い状態での撮影でした。背面から見上げたガンダムも迫力がありますが、イベント時は背面から見るという機会はあまりないかと思います(どうせ見るなら正面から見たい)ので、この機会にご覧ください。

お台場ガンダム 毎時イベント @曇り 夕方 by iPhone 3GS

人が少ないので、柵のすぐそばから見上げるように撮影できましたが、この位置だとミスト(霧状の水蒸気)噴射の水滴がカメラにもかかってしまうくらいの近さでした。防水デジカメのほうは何も気にせず撮影してましたが、iPhone 3G Sの方は、濡れてしまわないかと心配でした。幸い、表面に少し水滴が付いた程度で済みましたので、故障もなく無事撮影ができました。

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最後は再び正面からの撮影を行いました。せっかくなので角度を変えて別位置からの撮影を行いました。かなり曇ってきて逆光の心配はなくなりましたが、いよいよショーが開始される、というタイミングでポツポツと雨が降ってきました。

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iPhone 3GSで撮影(クリックで拡大)
Nikon D200で撮影(クリックで拡大)

さすがに、暗くなってくると一眼レフのカメラの方がシャープに写りますが、iPhoneでもここまで写せれば、まぁ合格ラインではないでしょうか?

お台場ガンダム 毎時イベント @小雨 夕方 by iPhone 3GS

実際の動画は、弱化に薄暗くなったと言う事もあり、ライトアップのコントラストがしっかり出るようになりました。ミストの写り具合も、それとわかるくらいにちゃんと出ているように思います。動画に徹した携帯カメラはともかく、普通の携帯カメラでは、ここまでしっかりと撮影できないのではないでしょうか?そういう意味では、iPhone 3G Sのカメラは非常に汎用性が高いと思います。

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iPhone 3G Sのカメラ、ビデオ機能は、思いのほか高機能で「使える」事がおわかり頂けたと思います。

お台場ガンダム 毎時イベント @晴天 夕方 by SANYO Xacti (ザクティ) CA8
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