ディストームブースでは、マルチ入力ライブストリーミングシステム 「TriCaster」 の最上位機種、「TriCaster 8000」を中心に、NewTek 社製品のラインナップを展示、紹介していた。

「TriCaster 8000」は、従来の「TriCaster」シリーズの最上位機種としてふさわしい、大規模な映像制作、配信に対応したシステムで、音楽ライブ、スポーツ中継、大規模なイベントなどで必要とされる「高度な演出」「安定した、確実なオペレーション」を最小限の人数で行える。

従来機種のコンパネと比較して大幅に機能強化、配置を最適化されたボタン、スイッチ類により、一つのコンパネを複数名で操作する（スイッチャーとテロッパーなど）ような役割を分担するオペレーションにも対応できるという。

また、従来ではタブ切り替えで表示させていたオーディオコントロールフェーダーに関しては、iPhone、iPadアプリ「NewTek TriCaster Audio Mixer」およびiPadアプリ「TCXD AudioMixer」などを使用して、外部からWi-Fi経由でコントロールすることが可能になった。その他、AVIDの「Artist Mix」などの他社製ハードウェアフェーダーを使用してのオーディオコントロールにも対応。

冒頭、株式会社ディストーム、代表取締役社長の阿部 弘美氏より挨拶があり、来場の御礼を兼ねた挨拶と、新ラインアップの紹介が行われた。

代表取締役社長 阿部 弘美氏	NewTek Ex VP Carter Holland 氏

また、NewTek社より エグゼクティブ VP（ワールドワイドマーケティング担当）の Carter Holland 氏が来日。各ラインナップの事例として小中学校で教育用にTricaster40が使用されいることや、MTVの企画で、バスでの移動中継などの機材とスタッフを最小限で運用しなければならない番組で採用されるなどの紹介があった。

従来のTriCaster455、855に加えハイエンド機の8000、エントリーモデルの40が新規に加わった４製品。455以上のモデルでHD-SDI入力に対応し、業務機としての要件を備えている。

また、東名阪を中心に大幅に取り扱い販売店が拡充され、特に、株式会社アスクが、既存の販売網を活かして全国展開する事が発表された。

取締役兼営業部長 吉水 裕氏	取り扱い販売店が大幅に拡大