iPod Style内を検索 Webを検索

ファインテックジャパン/Display 2012 レポート

2012年4月13日、ビッグサイトで開催された「ファインテックジャパン/Display 2012」を取材した。

Display 2012

貼るだけでiPhone 4/4Sにて裸眼3D動画を楽しめる「液晶保護+3D」シートなど

3Dコンソーシアムブースでは、ニューサイトジャパンが、iPhoneケースに裸眼3D表示が可能なフィルターをセットしたカナダSpatial View社の「3Dee slide」の展示があった。

Display 2012

着脱式の3Dフィルターをケースに内蔵し、使用する際に引き出してセットする方式なので、3D表示を行わない際にはフィルタを通さず、クリアな表示が可能。また、フィルターのセットには細かな調整が必要だが、ケースのガイドに沿って装着するので、微調整が不要なのも特徴。

Display 2012
Display 2012
ケース背面部分に3Dパネルを収納
使用時にガイドに沿って取り付けるだけ

再生には、専用プレイヤーの「3DeeCentralicon」が必要。Youtubeの3D動画の他に、有料の3DコンテンツをiTunes経由で購入する事も可能。ニューサイトジャパンのブースでは、レンチキュラー方式のフィルムを内蔵した裸眼3D対応のiPad 2が展示されていた。

Display 2012
Display 2012

レンチキュラー方式の特徴として、ディスプレイの外側にフィルムとして貼るよりもガラスの内側に貼る事で、ゆがみのないクリアな表示を得られるとの事。試作品では、モアレが目立つが、今後モアレを軽減してゆくのが課題という。

Display 2012

ニューサイトジャパンブースの一角に日本システムプロジェクトの3D保護フィルム「3D Picassoフィルム for iPhone 4/4S」の展示があった。液晶保護フィルムと同じように貼るだけで手軽に3D動画が楽しめる。Youtubeなどのサイドバイサイド方式の3Dムービーなどを専用アプリ「PicassoMovie」 にて3Dフィルム用に変換して再生する。他の製品と異なり垂直にレンズを配置しており、立体感や解像感が優れているのが特徴だという。


ファインテックジャパン/Display 2012」3D関連動画レポート 3D版

あらゆる電子機器を部品レベルで防水仕様に?ダイキンの防水・防湿コーティング剤

ダイキン工業ブースでは、基盤などに塗布する防水・防湿コーティング剤の展示があった。

Display 2012

特殊な素材の薬剤を基盤などに塗布する事で高い撥水性とコーティング効果を施すことができる。通電したまま水没すると、基盤のパターン密度や流れる電流、電圧によってはショートが生じて一時的に機器が使用出来ない状態になるが、過電流などによる基盤や半導体の損傷がなければ、乾燥後継続して使用出来るという。

Display 2012

実際に、水没させた状態でのタブレットの操作デモなどもあり、実際に処理が施された機器の防水効果はかなり期待出来そうだ。コストとしては、スマートフォンの部品に最大限処理を施したとしても最大で数百円程度の価格アップになるくらいの価格設定を目指しているという。防水処理のない機器を防水・防湿対応として謳うためとしてというだけでなく、汗などによる不意の水濡れやうっかり落水してしまった場合でも可能な限り故障を防ぐ予防措置として、防水機器の内部機器にも処理する事で、より強固な耐水性を確保するなど用途は広がりそうだ。


ダイキン、防水・防湿コーティング剤デモ


ご意見、ご感想、その他情報など何でも結構ですのでメールinfo@ipodstyle.net宛てへお送り下さい。

Copyright © 2002-2010- iPod Style - All rights reserved.