製品紹介に先立ち、在日デンマーク大使、フランツ＝ミカエル・スキョル・メルビン大使よりご挨拶があり、デンマークの製品のデザインの良さ、そして、そのデザインは日本にも良くあっていると言う点、日本のデザイン、テクノロジーもすばらしいが、デンマークのデザインの良いところは、テクノロジーとデザイン、どちらが先にあるかと言う点で、デンマークはデザインが先にあると言う事を挙げてアピールされました。

メルビン在日デンマーク大使	GN Netcom Asia Pacific Leon Li 氏

つづいて、GN Netcom Asia Pacificのモバイルビジネス担当Regional Managing Director、Leon Li（レオン・リ）氏よりGNネットコムの紹介と新しい製品群の概略の説明がありました。GNネットコムは、Bluetoothヘッドセットのパイオニアとして製品をリリースし続け、世界各国でデザイン賞などを受賞している実績などを紹介しました。

GNネットコムジャパン代表取締役社長 清水健一 氏（左）セールスマネージャー 加藤喜久男氏（右）

GNネットコムジャパン代表取締役社長の清水氏からは、デンマークのデザイン、Bluetooth技術をぜひ体感してほしいと挨拶がありました。引き続いて、GN NetcomのSTONE担当Product ManagerのTheis Moerk氏よりJabra SOTONEのデザインコンセプトに関して説明がありました。STONEのデザインは、シンプルで耳にフィットしやすく、目立たないようにすることに注力したと言う事で、ユーザテストや人間工学的なテストを繰り返したそうです。また、丸みを帯びたコンパクトなデザインの中に、四角いユニットをどうやっておさめるか、という部分において最新の技術を駆使したと言う事です。

GNネットコムジャパン、モバイルビジネスナショナルセールスマネージャーの加藤喜久男氏からは、詳細な製品説明があり、STONEの名の通り、充電台と本体が組み合わさって石のような丸みを帯びたボディになっており、本体で2時間、充電台で6時間の計8時間の通話（待ち受けは最大12日間）が可能になっていると言う事です。また、「ノイズブラックアウト」機能により、騒がしい場所での通話でもクリアに聞こえるという特徴を持っています。その他の特徴として、A2DP搭載による音楽やワンセグなどの音声をヘッドセットで聞く事が出来る機能が備わっていると言う事でした。

ソフトバンクBB株式会社の近藤哲也氏より携帯用のBluetoothヘッドセットやアクセサリなどの市場に関してコメントがあり、iPhoneの日本販売以来、携帯アクセサリの購入率がiPhoneと他の携帯では倍以上違い、iPhoneユーザが携帯アクセサリを多く購入している事を実感していると言う事でした。

製品紹介に続いて、スペシャルトークセッションが行われました。

ITジャーナリストの松村太郎さんのほか、greenz.jpの鈴木菜央さん、Nicolai Bergmannさんの奥様で、東京ミッドタウンにあるデニッシュセレクトショップsumuのプロデューサーをしているアマンダさんによる「デザインと生活」をテーマに、トークショーが進められました。

STONEの魅力にも触れつつ北欧、デンマークのデザインのコンセプト、正確に密着したデザインということに関して話が膨らみました。

アマンダさんは、優れたデザインの例として、デンマークのほとんどの家庭にあるだろうというコーヒーポットなども取り上げ、生活に身近な製品だからこそデザインが重要であるという点を紹介し、鈴木さんも、ご自身の生活の経験からの「幸せになるデザイン」の重要性を述べられました。

前半でメルビン在日デンマーク大使が述べられていたように、デザインあってのテクノロジーと言う点で、デンマークが自然エネルギー率が高い国家であるということが紹介され、モバイルバッテリー内蔵のケースが一体となったSTONEのデザインに通じるものがあるのではという印象を受けました。